映画「クラッシュ」

わうわう放送の「クラッシュ」、録画しておいたのを観た。
この映画、公開終了してから、ワタシの好みを知ってるいろんな人に観てないことを非難され勧められていた。特にアメリカ人の知り合いや同僚たちはものすごい確率でこの映画をその年のナンバーワン映画に挙げていたし。
で、そーゆー人たちの話を聞けば聞くほど、ワタシが好きそうな映画だ。なんで観に行かなかったんだろ??と思うほど。おそらく「ミリオンダラーベイビー」がかなり苦手だったから、この監督を敬遠してたのかな。覚えてないけど。
でも今更DVDで観るのはなーと躊躇したまま忘れかけていたところに、大好きなわうわうさん。
で、観てみました。
んー・・。面白い・・とは思います。それぞれ人種や生活レベルの違う人々が同じ日をそれぞれの立場で過ごし、ちょっとした事件に遭遇し、たどり着くラストシーンで、赦し赦され、生き方をも大きく変えてしまうほどの1日となる。どのエピソードにも差別問題がこれでもかというくらいに絡んでいて、真っ向から描いている社会派な映画。
でも勝手に期待しすぎました。先入観ありすぎで思いっきりハードル上げてたんで。これきっと何も知らずに突然観たら素直に面白いと思えただろーなー。
で、観ながらずっと感じてたのが、なんかPTAの「マグノリア」に似てないか??ってこと。差別を強調した「マグノリア」なのかなーなんて思いながら観てました。最後にロスに雪が・・ってところも「マグノリア」のあのどーしようもなく最悪な一日の終結の仕方とダブってみえたんで(まぁ、あっちは宗教上で別の意味も持ってるそうなんだけど。ちなみに「マグノリア」はワタシの生涯best10に入る大好きな映画。)
あ、でもマットディロンって歳取ってからの方が、なんかクセがあっていい役者になってるなーと思ったよ。