フォーリングダウンでシリアルママ観たくなった

昨日またまたワウワウで映画「フォーリングダウン」を観る。
ワタシ、なぜかこの映画を、勝手にある種のコメディ映画だと思ってたんで。そうじゃなくてもナンセンスなコメディ的要素があるのかと。そしたら違うのね。シリアスなのね。ある意味社会派なのね。まったくの勘違い。しばらく観ていてやっと勘違いに気づくワタシ。どーやら重いぞって。おかげでなんか疲れた・・。
いろんな事情を抱えた老刑事が、一言で言えば(劇中で言われてるように)異常者である(自分では正当な行為だと思っている)被害者意識に取り付かれた男を追い詰めていく話で、背景にはまさにアメリカが抱えてる問題いっぱいっていう社会派映画でした。あまり後味がよくないなー。
なんで、ワタシがそんな勘違いをしたかというと、なんかざっくり知っていたあらすじから「シリアルママ」を思い浮かべていたからで。あの奇才ジョンウォーターズ監督の。
あらすじだけ見ると近いでしょ。「シリアルママ」はブラックコメディの秀作で、かなりおもしろい。なんか痛快なんだよね。そして後味もよいし(わたしだけ?)。あの題材をあんなふうにあっけらかんと笑わせ、人物を魅力的に描けるのは監督の手腕か。キャサリンターナーもはまり役だし。観てると段々ママに感情移入してる自分が恐ろしくもあり。「フォーリングダウン」最後の方はずっと「シリアルママ」観たいなーと思いながら観てました。ハハハ。でも「シリアルママ」DVDになってないんだよね。DVD化希望映画の筆頭なんだけど。