ぶっさぁぁぁーん

週末、レイトショーで木更津キャッツアイ ワールドシリーズを見に。都内ながら穴場映画館だったので予想に反してガラガラ。ビールビールということでビール飲みつつ鑑賞。
始まってすぐ爆笑。休む間もなく爆笑、くすくすが続く。さすがクドカン的な、ファンにはたまらない小ネタ山盛り。時には手叩いて笑っちゃったり。館内みんな声出して笑いまくって妙な連帯館。みんなキャッツ好きなんだなーっていう。
出演者も豪華。キャッツの5人は一人一人を別のところで見ても何とも思わないのにキャッツになると、なんかミレイ先生目線で微笑ましく見てしまう自分に気付く。
前半ぶっさん抜きで進んでく現在に、時々差し込まれるそれぞれのぶっさんとの最後のシーンにウルッとくる…とすぐに笑わせてくれてしめっぽくならないようになってる。悲しかったらやだなと思ってたのでなんかホッとする。
話がすすんでラスト近くなるとやっぱりじーんと涙は出てくるんだけどホントにきちんと受けとめられるラストですごく救われた気がした。
残された人は自分の人生をしっかり生きていくことが死んじゃった人に対する義務で、その人の死を認めて消化して前に進んでいかなければいけないんだなーとか。改めて考えちゃった。ぶっさんはそんな人達にばいばいを言わせてあげるために戻ってきたのだなー。なのできちんとサヨナラができた公助だけにはぶっさんが見えなかったと。命日を忘れてたのもきっと完全に忘れてたわけでなくそのことにムキになるバンビのように引きずってはいないってことなんだろな。
劇中の人物だけでなく見ている私達にまでバイバイを言う機会を与えてもらって、ドラマシリーズからキャッツを愛したワタシ達にものすごいプレゼントもらったような幸せな気持ちになりました。ちょっぴり淋しいけど、すごく楽しい素敵な映画でした。