「女教師は2度抱かれた」を観ました

「女教師は2度抱かれた」今日のマチネを観てきました。久々のコクーン。1階とは名ばかり、振り向けば中2階出口、の最後列です。実は元々主演お二人には興味がなく、しかも席悪いし、あまり期待しないでの観劇。以下、ネタバレあるかも。

劇団の演出家のハナシ。自伝的なアレなのかなーとか、自虐的なアレなのかなーとか勘ぐりつつ。
1部が特におもしろかった。人物は絞られてるのに、そのエピソードの敢えてゆるく拡散させた感じというか、ゆるいカオスに、ゆるーく脳を刺激される快感。その散らばったそれぞれがゆるーく集結していく感じが、どーなるのかなーというほのかなわくわく感となって。・・ゆるいゆるい言ってますが、悪い意味ではなく、場面は何度も忙しく変わっていくのに、それぞれは詰め込んでなくて、時間経過の感覚が微妙になった感じが妙に心地いいんです。
2部はうってかわって集中しているというか、場所も人の出入りも少なく、その辺りがちょっとたるく感じたところもありましたが、終盤の、肉弁慶で天久が自分は幸せの前借りをしすぎたから全ての罰は自分が受けるというくだりがよかったなーと。ちょっと泣きそうになりました。あの受け入れ方に。小劇団の演出家がメジャーになろうとしているまさにその時、降って沸いてくる悲喜交々。すべては自業自得とばかりに、手放し、受け入れるところに感銘。
全体的にみても満足でした。
ちなみにワタシ的にはポッキーに注目。あーゆーおバカ若者役の少路くん大好きなんです。