もう逢えないひとに・・

一昨日は一睡もできずに、朝を迎えました。ワタシはまだ、実感として上田現がいなくなった寂しさより、ここ数日の報道とかで、そーゆー上田現らしくないこと(彼とはまったく似つかわしくないこと)を目にするたびにイヤと言うほど感じる衝撃が、辛さや怖さとなって押しつぶされそうになっています。きっと少し時間が経ってからじわじわと彼がいなくなった現実を感じるのかもしれない。
明日、告別式に行ってお別れをしなくちゃと思ったけど、考えて考えてやっぱり行かないことにしました。今のワタシはそういう場でそういう彼を見送ったりできないなと思いました。我ながら歪んだ考えだと思うけど。
ワタシはあの10月のレピッシュライブで、これまでのごたごたなんて全く感じさせないほど自然で楽しげだった「レピッシュの現ちゃん」を彼の最後の姿の思い出として、一生彼のこと忘れずに生きていきます。ワタシにできる精一杯で、心の中であの日の現ちゃんにお別れをしたいと思います。まったく子供じみて現実を受け止めてないとわかっているけど。
ワタシにとって現ちゃんはいつだって愛すべきいじられキャラのクソッタレじじいで、ワタシの中ではそんな現ちゃんのままでいてほしいので。あの、唯一無二の音楽はもちろんのこと、大人なのにくだらないことしてバカなことやって、そんな上田現が好きだったから。そういう上田現を見てきたから。だってきっと現ちゃんだって、めそめそしんみりされるより、元気な頃の現ちゃんを覚えていてもらいたいに決まってる・・とか勝手に思うからさ。ほんと甘ったれた考えだけど。現実逃避だけど。ホントはしっかり見送るべきだとアタマの隅ではわかっているのだけど、今はそれしかできません。それに、ここに来てくれた方や、いつも覗きに行くブログのレピッシュファンの同志のみなさまがしっかり現ちゃんのこと見送ってくれるから、きっと現ちゃん淋しくないだろうからね。だからワタシみたいなのがいてもいいかなーと思った。
何年か経ったときに、そういえば現ちゃんはどこか遠い遠い遠い異国の地で、いや前から行きたがってた宇宙の隅でなにやら音楽でも作っているんだっけなーとか錯覚してしまえるのではないかと。たまには寅さんみたいにちらっと戻ってこないかなーとかね。♪長く留守にすることもあるでしょうが訪ねてみてね・・・。
エゴでも何でも残された人間は、亡くなった人のこと、どこかに置いていかないといけなくて。出来なくても、そうしないといけないから。どろどろになってぐちゃぐちゃになっても生きて、その人のことずーっと思い出し続けるのが残されたワタシたちの唯一できることだから。だからワタシはどんなにあがいても元気にがんばって生きていかなければいけないので。人間は、ふてぶてしくも意外にもずるくて逞しくて、時間によって癒される生き物で、過ぎていく毎日が、日々の忙しさが、色んなものを良くも悪くも少しずつ風化させてくれるから。
もう少し時間が経って現ちゃんのことしみじみ考えられるようになって、現ちゃんの仲間達が現ちゃんのためにLIVEとかやったりしたら、そのときは元気いっぱい参加したいと思います。


人生の多感な時期にどんな小説より映画より影響を受けた現ちゃんに対する想いはワタシの中に山盛りであって、忘れてしまわないようにいろんなことここに書きたいと思います。涙を流すより現ちゃんのこと思い出してニコニコしたり思い出を語り合ったりするのが現ちゃんへの供養になるのなら。