「キンキーブーツ」見てみたり

仕事がー。忙しいー。のだー。土曜くらい休ませて。おねがい・・。
とりあえず愚痴。はい、働きます、馬車馬のように・・。
そんな中、昨日夜中にまだ見てなかった映画「キンキーブーツ」を見る。わうわうで放送したやつです。(余談ですが最近のわうわうの映画&舞台チョイスはすごくステキだと思う。)
イギリス映画、好きです(これは米英か)。90年代後半くらいからの。
特徴的に現代のイギリスの社会情勢や不景気に喘ぐ地方の労働者とか、映画のテーマとして確立してますね、皮肉にも。Based on true storyみたいな。「フルモンティ」とか「ブラス」とか「トレインスポッティング」とか。
この映画も一見NYを舞台にしたミュージカルにありそうだけど、見てみると至極その定義にあてはまります。わかりやすい人物設定とわかりやすいエピソードで結末は容易に想像がつくのだけど、最後まで見るとなんだか安心できるし。それに加えてマイノリティ(ドラッグクィーンのローラだけでなくチャーリーも)の疎外感だったり、葛藤だったり、自分探しだったり、も絡んできて、結構いろんな人に感情移入したりして。子供のころの、キレイな靴でステップを踏むローラの短いエピソードが効果的に使われている辺りもすてきだと思った。あれだけで当時から現在まで続く親子のそれぞれに対するの複雑な感情や心の傷なんかもよくわかるし。ラストのショーのシーンも痛快だしね。こーゆー、それほどお金かかってないけど丁寧な作りの映画っていいよねー。